トスターダ


お昼休みは1時間もらえる。お弁当を持って行くのが経済的なのかもしれないけど、とりあえず今のところはその辺の店で食べることにしている。かといって、毎日レストランとか食堂的なところで食べていると財布がつらくなってくるので、屋台で食べるのが気持ち的に楽だ。

メヒコでは、本当に「トルティージャ」をよく食べる。焼いたものはトルティージャ、三角の形で油で揚げればトトポス、丸くあげればトスターダ、などなど、名前も変わる。日本人が米を炊いたり、餅にしたりおかきにしたりする感覚と同じなのかな、とか思ったりする。それくらい、食生活には欠かせないものだという印象を受ける。

公園に四角い屋台、というか、建てられているのか??なんかよくわからないけど箱のようなところがあって、気になって前を通ってみると、人がいて、どうやらお店のようだ。箱の一面が、カウンタのようになっていて、対面式で注文できるという具合だ。

近づいてみると、じいちゃんとその娘と思われるおばちゃんが2人で働いていた。なんかよくわからないけど、「これ」と指を指すとおもむろにトスターダにフリホーレスのペーストを塗りだした。その上にトマトとアボカドを小さなナイフでていねいに、でもすばやく乗せていって、最後は豚肉を(たぶん煮ている)細かく切ったやつをわしゃっと盛り付けてくれる。そこまで一気に行って、はたと私の顔を見て、

「辛いのどうする??」

と聞いてきた。

「あ、あんまり辛くないようにお願いします。」

というと、チレの入っているボールから汁をすくってかけてくれた。そして、手渡されたのがこの写真のトスターダ。食べにくいけれど、がぶりと一口。お、おいしい。

トルティージャとフリホーレスがチームを組むと結構味が濃くなるイメージだったけど、トマトとアボカドがめっちゃフレッシュで、豚もなんか知らんけどフレッシュな味わいで、食べると意外に爽やかな味わいなんである。とても気に入った。そういえば、オアハカは、黒いフリホーレスがよく出てきて、しかもペースト状になっていることが多い気がする。

味も気に入ったけど、たぶん、このじいちゃんの様子が気に入ったのかもしれない。今日も足を運んでしまった。

対面のカウンターの前に立って注文の晩を待っていると、私のことを覚えてくれていて、

「お、また来たんだね」

と優しく微笑んでくれた。

「うん、めっちゃおいしかったから、また食べたくなって!!」

というと、「そうかそうか」と表情を緩めて、またこの間のように、手際よくトマトとアボカドを切り始めた。午後2時のランチ。ひそかな楽しみができた気がする。

コメント

  1. あみちゃん、メヒコ生活楽しんでるねーーー!!お気に入りのお店をいっぱい見つけて、遊びに行ったときに全部連れてってね!!今から楽しみ!!

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  2. >>えみこさん
    お気に入りのお店、見つけるために日々街を絶賛徘徊中~~!!笑
    行ってみたいけどまだ行けてないところもたくさんあるから、ぼちぼち足を運んでみねばーー!!
    えみこさんの訪問を今からめっちゃ楽しみにしてるわな~~!!

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