Coro


金曜日、家を目指して歩いていると、あと2ブロックというところで「コンサートがあるから見ていきませんか??」とチラシをもらった。一度行ってみないとな、と思っていた美術館で、どうやらコンサートが開催されるらしかった。

「入場は無料やで」

と付け加えられ、「いやん、ほんならちょっと寄って行こうかな」、なんて調子よく入場。

何のコンサートなのか詳細はわからないけど、開会を待っていると、コーラス部隊みたいな人たちが出てきて歌いだした。

歌がうまくてびっくりした。

コンサートなのだから、歌がうまいのは当たり前なのだが、私の中でのメヒコの人のイメージの一つに、「歌がへたくそ」というのがあったから、少し面食らってしまった。(大変失礼ながら。)

もらったチラシにはCoroと書かれてあって、こそこそと辞書を使って意味を調べてみると「コーラス」だった。なるほど。コーラスのコンサートか。

普段はコーラスなんて全然聞かないけど、やっぱり生で見ると迫力があって聴き入ってしまう。夜風もふいて気持ちがいいし、こういう文化的な時間を持つと、なんか気持ちが落ち着くような気がして、あくせくしてばっかりの生活はだめだなと改めて気づかされた。

こんな風に、オアハカでは文化的な催し物が結構多く開催されている気がする。この間の紙のケースづくりのワークショップにしてもそうだ。観光都市なので、市も観光客の誘致のためだと思われるけど、これはめちゃくちゃありがたいなぁ、としみじみ感じた夜でした。

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