前回の投稿では人のいない写真ばかりの死者の日だったので、今度は人がいるバージョンを。
街のお祭り騒ぎの感じは死者の日が近づくにつれて本当に手に取るようにわかった。地震以降なんとなく元気のなかったオアハカだったので、こうやって観光客が戻ってきて街がにぎわうのはいいことだと思う。それと同時に、観光都市であるオアハカにようやく活気が戻ってよかったとほっとした。
街では連日「コンパルサ」という仮装行列がいたるところで行われていた。みんな骸骨メイクをしたり、仮装をしたり。
街の中にも臨時「メイクアップ」屋さんが乱立。見本帳のようなものがあり、そこから選んだデザインを施してもらうのだという。
というわけで、街にはガイコツの人がたくさんいて、顔以外はいたって普通で手をつないで街を歩いているカップルなども結構見かけたりする。見慣れているからそれらの人を見ても何とも思わなくなっているけど、普通で考えたら結構あり得ない光景かもしれない。慣れとは本当に恐ろしい。
今年は図書館でオアハカ各地方の祭壇の紹介展が行われていて大盛況だった。地域によって飾り付け方はもちろん、パンなどの形も違ったりしてこうやって一堂に並べたのをみると違いがみられておもしろい。こういうオアハカらしい展示大好き。
その中でも一番驚いたのがこの死者の日パン紐つなぎ。
ここの教会の前で死者の日のお祭りがあるらしいから行きたかったのだけど、行けず……。終わった次の日の早朝に行ってみたら、人がいない中朝日を浴びてすごく気持ちがよかった。この祭壇は子どもに向けたものらしく、おもちゃや勉強道具がたくさん並べられてあった。
人がたくさん集まるSan Pabloでも砂絵などのディスプレイが。
特大のパペルマチェ。どこにいってもガイコツがあふれる、死者の日。
ポサダのカトリーナの帽子、フリーダカーロの写真、と女性の顔はだれかわからないけど、メヒコのアイコンを盛り込んだ大きな壁画。同じくSan Pablo内。
死者の日の間は、あんなにも盛り上がっていたのに街の翌日はこんな感じ。
忍び寄るクリスマス。街の人はむしろクリスマスの方が楽しみにしているのではなかろうかというくらいに、クリスマスへの切り替わりが早い。
日本のクリスマスが終わった瞬間に、翌日にはお正月ムードに変わっているというあの切り替わりにすごく似ていて笑ってしまう。
こうしてオアハカの季節は流れていく。
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