2017年を振り返る。

12月31日、おおみそか。さぁ、コーヒーの飲み納めでもしようかしら、と足を運んだ今年一番世話になったカフェ。ドアが半分しまっているなと思ったら今日はさすがに営業時間短縮らしく、もう閉めるという。仕方がないので2つ目、3つ目のオプションと街をぶらぶらとするがどこも開いていない。大みそかだからというよりも、もともと日曜に日に空いているカフェは少ないのだ。

というわけで、かつてはよく利用していたが今年に入ってからほとんど来ていなかったカフェにやって来た。このカフェの昨年の値上げの頻度と額にはやはり賛同できずに足が遠のいていたのだが、相変わらず椅子と机の高さがよくて長居ができるなぁ、と思う。家にいてはもうYouTubeを見てばっかりになると思うのでわざわざ出てきたかいがあったというものだ。

何通か手紙を書いて、さて今年を振り返る。何年か前から続けている1年目標3つ制度。1つに絞れるほどストイックではないし、多すぎても散漫になると思うので3つくらいを別ジャンルで立てるようにしている。



1)プリントを楽しむ、そして技術を学ぶ。
2)スペイン語で、大勢の中でも話せるようにする。
3)やりたいと思ったことはためらわずに挑戦する。

それがこの3つ。

まず1つ目「プリントを楽しむ、そして技術を学ぶ」
楽しむという観点は、達成できたと思う。技術を学ぶという点に関しては、活版印刷の工房に通っているのだが、見るときがほとんどで実際に自分でするという実践がほとんどできなかったなと思う。聞いたり見たりという方法でその技術や直面している状況などについて知ることができたが、技術を向上できたかどうかは疑問が残るところだ。同様に版画やシルクスクリーンに関しても、楽しんだけれども技術が飛躍的に向上したとは言えないのが残念なところ。

2つ目、「スペイン語で、大勢の中でも話せるようにする」
これは厚かましさが増したのか、以前よりもできるようになってきた。自分の理解力と無知から会話の流れを止めてしまうかもしれないというどきどきを厚かましさが上回ってくるようになったので、「わかりません」「どういうこと?」と聞けるようになった。もちろん、親しい友だちなどは分かっているかとかこの単語は知ってるかとか、聞いてくれたりして、そんなやさしさに助けられてこその、会話の流れを止める勇気の向上なので、ほんま感謝感謝。

3つ目、「やりたいと思ったことはためらわずに挑戦する」
今年が始まる前からやりたいことは「プリント」にフォーカスされ始めていた。だから、仕事の時間をフルタイムからパートタイムに変えてくれないか、など職場にも掛け合ったが認めてはもらえず結局仕事を辞めることになるのだが、今のところくいっぱぐれていないので、何とかなるもんだというのが結論である。フルタイムの仕事を持たないことで自由な時間はかなり増え、夜遅くまで作業をできるようになったというのがありがたい。シャカリキに印刷したり、スケッチブックに絵を描いたりというアウトプットの作業が増えたことは心の平安にもつながっていると思う。

というわけで、全体的におおむね達成といっていいと思うけど、話を聞いてくれたり相談に乗ってくれたり支えてくれる人たち抜きではできなかったので、一年を締めくくるにあたって感謝を。ありがとうございました。

さあ、オアハカでもあと何時間かで年が明ける。新しい年を迎えるのがすごいわくわくする、そんな2017年の大みそか。


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